12月例会
12月例会
無名塾 「等 伯」
無名塾 「等 伯」
●公演の会場/会場未定
●公演の日程/2026年12月 開演日時未定
【解説】
能登・七尾が生んだ稀代の絵師、長谷川等伯。国宝「松林図」—圧倒的な画力と稀有な表現力で見る者の心をとらえて放さない、この作品を描いた絵師こそが、等伯である。
等伯はなぜ「松林図」を描いたのか、その謎に迫る。
【物語】
等伯は、1539年、石川県の七尾に生まれた。戦国時代の後半、まだ信玄や謙信や信長が全国の覇を争って、各地で戦いを繰り返していた頃である。誰が勝ってもおかしくない、そうした下剋上の世の中に、等伯はどんな夢を見たのだろうか。
能登で染物屋を営みつつ、絵仏師としても活躍していた彼は、30代に京の都へとのぼり、50歳頃には「等伯」と号して、都の名刹に豪華絢爛な天井画や襖絵を手がけて行くのである。等伯は当時の画壇を牛耳っていた狩野派と争い、みごと秀吉直々の仕事を請け、「天下の絵師」として名を馳せて行く。
現代でも、強い者が勝ち弱い者が負けるというのが社会の掟のように取られるが、我々の人生にはもうひとつ違った幸福の「ものさし」があること——それを知った男の物語でもある。